管理されている保育士さんたち。
保育士のみなさん、元気に心豊かに過ごしていますか?
今回は、以前務めていた保育園のルールについて書きます!名付けて『服装ルール』
※決められたエプロン・上下の服が支給されている保育園は、このブログのテーマである服装ルールには該当しません。
【B園の服装ルール】
・胸元の開いた服やTシャツ、トレーナーは禁止
・襟のついた服を着ること(ポロシャツ・襟付きシャツなど。第1ボタンのみ開けてよい)
・遠足に行く際、視界が遮られるため、帽子の着用は禁止
・内履きは白いキャロット上履きのみ
・子どものお手本になるよう夏は半袖の服を着ること
バカげたルールと思いませんか?
入職する前に服装ルールの説明を受けた時、呆然としてしまいました。
服装を管理される保育士って…。
私、大人だよ?情けない。
学校の校則ではあるまいし…。
保育士を信じてないのかな…。
やり方が幼い…。
胸元が開いた服はかがんだ時に胸が見えてしまうことがあるということですが、首元の狭いTシャツだったら胸が見えてしまうことはあしません。
夏の襟付き服は暑い。首への直射日光は避けられますが、暑いです。苦しいです。
5月でも晴れた日は日差しが強いです。帽子なしの炎天下の遠足は過酷でした。日焼けし放題です。
職員全員が白いキャロット上履きを履いているため、自分の上履きがどれか分からなくなるので、みなさん上履きに大きく名前を書いていました。
なんだろう…。この情けなさは。。
日焼け防止のため、外に出る時にはアームカバーを着けたり、UVカットの加工がされている上着を着たかったのですが、それもNGでした。
子どもにお手本を見せるのなら、いろんな服装の先生がいるってことを伝えたいし、子どもが『先生はなんで夏なのに長袖着てるの?』と質問してきたら、自分の日焼け対策についてしっかりと伝えたい。
みんな一緒じゃない。みんな同じじゃなくていいんだよって伝えるチャンスでもあると思うのです。
服装なんかよりも、服装以外でも、もっとお手本になることはいっぱいある!
服装よりも身だしなみでお手本になりたい!
保育士を服装で管理しないで!!!
この服装ルールで感じたことは、保育士をひとりの人間、社会人として尊重していないということです。
風紀を正して保つため、職員の統一を図るためのルールだと思うのですが、ただ自由を与えず抑制して職員をコントロールしているだけなのです。
『自由はやりたい放題ではなく、責任を伴う』という言葉があるように、服装も自分で決めて自分で責任をとればいいのです。
『責任』と言うとちょっと重たい言葉になってしまいますが、保育園で働く時、どのような服装がいいか自分で考えて選び、なにか不都合があればまた考えて選び直すということが、ここで私が表現したい『責任』です。
管理者(園長や主任)は、あまりにも目に余る服装をしている時や身だしなみが著しく乱れている時だけ声を掛ければいいのです。
声の掛け方も頭ごなしにダメと言うのではなく、見たままの事実を伝えるのです。
(胸が見えてますよ。サンダルは災害時の避難する時に動けないですよ。など。)
管理者はもっと、職員である保育士さん達を信じてほしい。信じて見守ってほしい。
ここでは服装ルールを書きましたが、全国の保育園には変なルールはたくさん存在すると思います。
そんな変なルールが今後、改善されますように。なくなりますように。切に願っています。