ディズニーランドのおみやげ
保育園で働いていた時の心あたたまるエピソードです!①
かおこ先生!ディズニーランドに行ってきたの!
かおこ先生におみやげ!
年長組の担任をしていた時に、クラスのまなちゃんからディズニーランドのおみやげをいただきました。
一緒にいたまなちゃんのお母さんの話だと、ディズニーランドで楽しんでいる時にまなちゃんが「かおこ先生に何かプレゼントしたい!」と言い出したそうです。
「もうすぐ卒園で、大好きなかおこ先生とお別れだからプレゼントしたくなったんだよね~!」って親子で微笑み合いながら、ディズニーランドでのことを話してくれました。
ディズニーランドで私へのプレゼントは何がいいか、何を贈ろうかふたりで考えながら探したそうです。
まなちゃんが選んだのは、ミニーちゃんのボールペン。
チャーム付きのとても可愛いボールペン。
今のご時世、担任と園児という関係で物を貰ってはいけないかもしれませんね。
(保育園の方針がおおらかだったのかな?ゆるかったかな?)
まなちゃんからおみやげをいただいた時の気持ち、今でも鮮明に覚えています。
嬉しい!!!!!
何が嬉しかったって、夢と魔法の国ディズニーランドで、子どもも大人だってウキウキ・ワクワクしちゃうディズニーランドで、私を思い出してくれたことがとても嬉しかったのです。
子ども達が保育園以外の場所でふと思い出す私は、どんな姿なのでしょう。
私が関わった全ての子ども達には
全てを受け止めてくれる人がいた。
味方になってくれる人がいた。
心にあたたかさを感じる思い出がある。
そんな大人が側にいてくれた。
って、いつの日か思い出してほしいと、常々思っています。
私の姿かたち、顔を忘れても、感覚だけでも思い出してくれたらいいな。
おみやげをいただいた数カ月後、私が担任をしていた子ども達は卒園し、私は新しいクラスでの生活がスタートしました。
新しい生活になってからも、ボールペンを大切に使いました。
インクがなくなるまで使い切りました。
書くたびにキラキラと揺れるチャーム付きボールペン。
ボールペンの存在がどれだけ私を支えてくれたでしょう。
元気と励ましをたくさん貰いました!
まなちゃんは「プレゼントしたい」という思いで、思いを形にしてくれました。
その「思い」がとても嬉しいのです。
小学生、中学生、高校生、そして大人になる過程のどのかで、一瞬でも保育園や保育士を思い出し、あたたかい思いが込上げてくれたら、これほど嬉しいことはありません!
保育士冥利に尽きる!!
そして、これからもこの思いを大切に持ち続けながら、保育士をしていこうと心に誓ったのでした。
私が出会うことのない子ども達も、大人とのあたたかい交流がたくさんありますように。
最後に。
保育士も子ども達から『あたたかい目には見えない何か』を貰っています。
子ども達からいろいろなことを学んで保育士として育てられていることを忘れずに、保育士として努めたいものです。