caoco’s blog ☆保育士のブログ☆

保育士として働いていての体験談や感じていることをメインに書いています。

子どもの発熱時の対応、どうしてますか。

保育園で勤務していると、日常的にあること。

「○○ちゃん、熱が出ました。」

 

保育園は基本、37.5℃以上の熱が出た時には、保護者に電話連絡をします。電話の内容は、

子どもの熱(何度あるか)・子どもの様子(ぐったりしてる・元気があるないなど)。そして、すぐに迎えに来て欲しい。

 

なぜ、迎えに来てほしいのか。それは

体調不良悪化を防ぐため・感染する風邪の感染拡大を防ぐため、です。

 

子どもが発熱した。体調不良悪化を防ぐため・感染する風邪の感染拡大を防ぐために集団から離れて個別対応をすることが望ましい。

そんな状況の時、誰が発熱した子を見るのか問題が勃発します。

 

私が勤務していた保育園では、熱が出た子どもの対応は様々でした。

 

A園:職員室にベッドがあり、園長か主任が子どもをみる。看護師は0歳児クラスに入っているため、子どもの熱の把握と視診、経過観察を行う。

 

B園:クラス担任が保育中に保育室でみる。

看護師は0歳児クラスに入っている。主任もクラス担任をもっている。担任は保育中のため、園長に子どもを見てほしいとお願いするも『私になんでも擦り付けないで。』『自分のクラスの子は、責任持って担任がみて。』

※最低な園長です。→あくまでも私の見解です。

 

さて、16時以降に子どもが発熱した場合、どうしましょう。保護者がお迎えに来るまでの間、誰がみるのでしょう。

 

A園:職員室にあるベッドで安静にして、園長か主任が保護者のお迎えを待つ。

 

B園:担任が早番で16時までの勤務でも園に残り、保護者のお迎えを待つ。担任は定時で帰りたいため、遅番職員に頼み、遅番の保育が行われる保育室の端に布団を敷き、他の子ども達と一緒にみる。など、その時々で対応はバラバラ。園長は我関せず。

 

子どもの発熱時の対応について、保育園の信念や考え、マニュアル的なものがないと、担任の先生は混乱したり、定時で帰りたい保育士と保育中の保育士による、発熱した子どもの擦り付け合いが起こるのです。

 

看護師さんはどうしてるの?

保育園で働く看護師さんは0歳児のクラス担任になっていたり、0歳児クラスのお手伝いに入ることが多く、子どもの発熱や怪我などが起きるとバタバタと動きまわることになります。また勤務時間によっては、看護師不在の時間があります。

 

園長先生に任せっきりでいいの?

最低な園長の言い分も少し分かります。

A保育園での出来事です。職員室で熱を出している子どもが安静にしている横で園長先生がみているにも関わらず、担任が『お先に失礼しま〜す。』と言って帰っていく姿を見たことがあります。園長先生はため息をついていました。

 

熱をだしている子に対してではなく、担任なのに我関せずで帰っていく保育士に対してのため息です。

 

聞いた話ですが、熱を出している子どもに対して『○○ちゃんが帰らないと、先生帰れないの。』と言う保育士がいるとか…。このエピソードもため息がでます。。

 

担任が残るべき・園長や主任がみるべき・看護師がみるべき・とは思いません。その時々で状況が違うからです。

(でも、最終的には保育園の責任者である園長がみることになるのでしょうね。)

 

保育園は限られた職員数でまわしているため、熱を出した子どもに1対1で対応できる職員がいない時があります。16時以降は、勤務時間が終わり職員数が減っていくので、なおさらです。

 

だからこそ、チームワークが大切と思うのです。声を掛け合って、協力し合って、子どもが安静にできる環境を作る。園長・主任・看護師・担任・他クラスの職員も自分のことと捉えて、協力し合う。我関せずはなし!

 

自分のクラスの子どもが16時以降に発熱し、どうしても定時で帰らなくてはいけない時は、園長・主任・同僚に相談し、しっかりとお願いする。帰る際には『○○ちゃんをお願いします。』とひと声掛ける。そして、残ることができる時は『私がみます。』と申し出る。お互いさまの精神で助け合う。

 

これが私の理想です。

 

発熱した子どもが、たらい回しにならないように。

発熱した子どもが、安心して休息することができるように。

発熱した子どもに、保護者が迎えに来るまでの間、より添えられるように。

 

子どもの発熱時の対応、保育園内でしっかりと話し合ってはいかがでしょうか。