保育士さんのONとOFF
保育士のみなさん。
ちゃんと休めていますか?
ちゃんとリフレッシュできてますか?
保育園に勤めていた20代の頃、主任先生が『保育園から一歩外に出たら、仕事のことを忘れられる』と話していて、びっくりしたのと羨ましいという気持ちになったことを、今でも覚えています。
そんな私もすっかりONとOFFの切り替えが上手になりました。
仕事に慣れてきたら、職場以外の自分の居場所をもうひとつ作りたいという気持ちが芽生えてきたのです。
習い事をするのが好き性分でもあるので、いろいろな習い事をしました。スポーツジム・バレエ・お料理教室・和太鼓・英会話などなど、いろいろやりました。
そして、興味のあるものはやってみて、おばあちゃんになっても続けられる趣味を見つけようという結論にたどり着いたのです。
そして今、習っいるのはヨガだけになりました。ヨガを習い続けて7年目になります。
趣味とは別に、私には大好きなアーティストがいます。大好きなアーティストのライブに行くことが、私の発散でありリフレッシュです。
また、ファンの方々と仲良くなることができ、ライブ以外でも会ったり遊ぶようになりました。
辛いこと、泣きたくなること、鬱になりそうなくらい追い詰められたことなど、苦しいこともいっぱいありましたが、ライブは必ず行っていました。ノルマをこなすように。
ライブに行くことが、心の支えになっていったのです。
ヨガとライブに行くことが私の生活の一部になると、職場の人達と飲みに行ってぐちゃぐちゃと愚痴をいう時間がほとんどなくなりました。
一緒にヨガを習っいるのは人達や、ファンの人達と話しているほうが楽しい!自分の好きな話をしているほうが楽しい!
同じように時間が流れていくのならば、楽しい時間をすごしたほうがいい!
仕事の悩みは愚痴ではなく相談に変わり、相談する人も変わりました。
職場以外の居場所を見つけること。
職場ではいろいろなことが起こります。特に人間関係で傷つきクタクタになることは日常茶飯事。自尊心を傷つけてくる人もいます。
でも、もうひとつの居場所があると、どんな自分でも受け入れてくれる、自分らしくいられる安心できる場所になるのです。
習い事でなくてもいいのです。自分の心が楽しくなる何かを見つけて、『楽しい』の時間も大切にしてください。
保育士さんの心の健康が、よい保育に繋がると、私は思っています!
ちなみに私は『家族・友達・ヨガ・ライブ』に支えられていると実感している毎日です。
保育士のみなさん!
OFFの時間を思いきり楽しんでください!
※OFFの時間なんかないよ、寝る時間を削りお休みの日も仕事してるよ、って方もいると思います。それを納得して仕事ができているのであればよいと思いますが、苦しみながらやっているのであれば、私は心配です。
一時的に仕事量が多くなり忙しくなるのはゴールがあるから頑張れるけど、慢性的にOFFがないことはとても心配です。
どうか心が壊れませんように。。
保育士の業務で1番苦手なのはピアノです。
保育士歴25年ですが、克服できない苦手な業務があります。それは…
ピアノ。。。
子ども達の前でピアノを弾いている時、音符が追えなくなってしまうくらい頭が真っ白になり、顔はほてり、手は震え、手どこか全身も震え、背中に変な汗。。もう、重症です。ピアノ恐怖症!笑
保育士になるまで、ピアノは授業で習っただけで、プライベートで習ったことはありませんでした。
学生の頃は、資格を取るためだけのピアノと思っていましたが、今思えば、ちゃんとプライベートでも習っておけばよかった…の一言につきます。
保育にとってピアノは大事。
ピアノが弾けたら、さらに保育は楽しくなる。
ピアノが全く弾けないわけではありません。
練習に練習を重ねてやっと子ども達の前で弾ける、日常の保育で弾くピアノはなんとなく弾けているというレベルです。
苦手なピアノ。さらに恐ろしいピアノ業務が、数年に一度、私のところにやってくることがありました。その業務は
発表会のピアノ
卒園式のピアノ
発表会&卒園式のピアノ担当になったら、寿命が縮まる思いです。子ども達の晴れの舞台…。失敗はできない。。苦手意識に加えて、失敗してはいけないと自分を追い詰める日々。。今、思い出しても苦しくて冷や汗でちゃいます。
年長組担任をしていた時のエピソードです。
発表会で歌う『世界中の子ども達が』は、担任である私が弾くことになりました。
ピアノは苦手だけど、年長組担任という責任感と、子ども達と発表会を作り上げたいという思いで、ピアノから逃げずに弾くことを決めました。
仕事時間外の職場や家で毎日のように練習をして、暗譜して弾けるようにもなりました。でも…子ども達の歌声が重なると、間違えてしまう。。子ども達の歌声によってピアノに集中できず間違えて、間違えたことに焦ってしまい、さらに間違える。。
子ども達に何回か歌ってもらいましたが、1日2〜3回も歌えば子ども達は飽きてしまう。でも、私は練習量を増やしたい。。。
どうしよう。。
そうだ!
子ども達一人ずつ歌ってもらえばいいんだ!
そう思いついた私は、子ども達に興味を持ってもらえるよう『うたカード』を作り、歌ったら金ピカシール1枚、歌いたくなったら、いつでもピアノ弾くよ♡と伝えました。
子どもがひとりで歌うということは、はずかしいかもしれないと思った私は、興味のある子、歌ってみたい子、歌いたい子のみと決めていました。
でも、予想外の出来事が起こったのです。
『歌いたい!』と言ってカードを持ち、ピアノの横に並んで順番待ちする子ども達!ピアノの生演奏でひとりで歌うことが気持ちよかったようです。歌い終わると、また後ろに並び順番待ちをする子もいました。
18人クラスだったので、少なくても1日約18回はピアノの練習ができて、子ども達も楽しんで面白がって練習ができて、とてもよい雰囲気で発表会の練習ができました。
発表会当日。
子ども達の歌も私のピアノも大成功!!
みんなで達成感を味わうことができました!
苦手なピアノ。苦い思い出。苦しい思い出。楽しい思い出。嬉しい思い出。。いっぱいあります。
これだけは声を大にして言いたい。
ピアノが苦手な保育士さん。
早めに手を打っておいたほうがいいよー!
習ったほうがいいよー!!
※その後、私はピアノを習いはじめました。どんなに練習しても、苦手は克服できてません…。
いつか克服できますように☆
保育士さんのエプロン
保育士さんのエプロンは自分の個性を表現できるアイテムです。センスや保育の考え方が見えたりもします。
保育園で支給されている場合もあれば、キャラクターはNGとエプロンルールがある保育園やエプロンを着用しないルールの保育園もあります。
アクセサリーやピアスは子どもを傷つけてしまう恐れがあります。長い爪は子どもの予測できない動きと保育士の手の動きが重なった時にぶつかったら引っかいてしまう恐れがあります。ネイルやマネキュアは不衛生です。
でも、保育士だっておしゃれがしたい!
そんな保育士さんが仕事中に楽しめるおしゃれはエプロン!!!と、思っています。
私が勤めていた保育園は好きなエプロンをしてOK!だったので、私はささやかですがエプロンにはこだわっていました。
『ザ・保育士』みたいなキャラクターエプロンは着ませんでした。着たくなかったのです。
20代の頃に受けた研修で講師の先生が『保育は作業ではない。子どもに対して失礼のない服装を。大人は大人らしい服装を。』というようなことを話していて、その内容に感銘を受けた私はキャラクターエプロンはやっぱり着たくない!と強く思い、さらにはジャージも着なくなりました。(ジャージを着るのは年に1回、運動会の時だけ。)
私がイメージしたのは、動きやすくてシンプルでおしゃれなスタイル。カフェやお花屋さん・雑貨屋さんの店員さんをイメージして、仕事着を買うようになりました。
エプロンは雑貨屋さんで買うことが多かったです。洋服を買うようにエプロンも鏡に合わせてみて、似合うかどうかをちゃんと確認して買っていました。
年中組や年長組の女の子達は『かわいい』に敏感です。そんな女の子達が『そのエプロン、かわいい!』と言ってくれるのです。年が離れていても女性同士。おしゃれの話ができるのです!とても楽しい時間です!
子どもは大人をよく見ている。
だからこそ、仕事着にも気を遣いおしゃれを楽しみたい。
この考えを貫いてきて25年。
今は保育園勤務ではなく(保育士はしています)、エプロンは支給されたものを着ていますが、雑貨屋さんに行くと、エプロンを見てしまうことが癖になっています!
追伸:
ジャージを着て保育をしているけど作業してるとは思ってない。おしゃれする必要はない。と思っている保育士さんもいると思います。それはそれでいいのです。それがあなたの表現。考え。センス。いろいろな先生がいていいのです。
私は、『仕事中もおしゃれがしたい。おしゃれするならエプロン!』と、思って着て表現しただけのことです☆
憧れの先生
心に残っている園長先生(当時68歳)の言葉があります。
『私が新人保育士だった頃、園長先生から、
"子ども達が保育園や幼稚園に入るということは、家族以外の大人と初めて出会うということ。
初めて出会う家族以外の大人なのだから、子ども達にとって憧れの存在になりなさい。身なりをきれいにして、きれいな言葉を使い、優しく、笑顔でいなさい。"
って教わったのよ。今でもこの言葉、覚えているわ。』
私の心にも響きました。とてもシンプルだけど、とても大切なことと思ったのです。
特に『きれいな言葉』
忙しくバタバタしている時、気持ちに余裕がない時、つい言葉がきつくなります。子ども達を人格のある人として尊重できないと言葉は乱暴になります。
そんな時は深呼吸して、この教えを思い出してほしい。
言葉と心は繋がっています。言葉がきれいになれば心もきれいになる。心がきれいになれば言葉もきれいになる。言葉と心がきれいになれば表情もきれいになる。
きれいの連鎖です。
そして、子ども達は人格のある『人』であるということを忘れないでほしい。
聞いた話です。ある保育園では子ども達を『あんた達』と呼ぶそうです。そんな話を聞くと悲しくなります。そのような意識の低いことをしているのであれば『保育士は誰でもできる仕事』と思われても仕方がない…。
もう少し、いろいろなことを意識して心掛けて保育ができるようになったら保育園の質があがるのではないでしょうか。
(保育士さんの意識が高く、素晴らしい保育をしている保育園もあります。)
園長先生が新人の頃ということは、約46年前の教え。
こういうシンプルだけど、素敵な教えは次の世代の保育士さん達にも広がればいいな。
保育士だっていつまでも、お肌はきれいでいたい。
今年は5月から30度超えの暑い日が続き、保育園で働いている保育士さん達はバテてていないかな…と心配になっている今日この頃。いかがおすごしでしょうか。
保育園に勤めている時は、春から夏の時期が好きではありませんでした。
4月になると『また紫外線の強い、暑い毎日がやって来る…。』と思って少し憂鬱な気分。。
園庭遊びや散歩などの戸外活動の時は、日焼けをしないように気をつけて、暑い夏でも薄手の長袖ハイネックシャツを着たり、手ぬぐいを首に巻きつけたり、ネックカバーやアームカバーを着けたり、アウトドア用の帽子をかぶったり。
プールに入る時は水着の上にラッシュガードの長袖パーカーを着てラッシュガードのレギンスを穿いて、ここでもアウトドア用の帽子をかぶっていました。もう必死でした。なんでそんなに必死になっていたのか。それは…
いつまでも、お肌はきれいでいたい!
遊びに行って日焼けしても仕事で日焼けしたくない!
紫外線は肌トラブルの原因になります。
特に紫外線によって老化が加速するのです。
日焼け止めクリームは汗や水で落ちてしまうのと、こまめに塗り直せないことから、私の紫外線対策は、布をまとい肌をガードするやり方です。暑くても我慢です。
20代の頃から、このやり方でとにかく日焼けをしないように取り組んできました。
でも…紫外線は手強い!40代になりシミが顔全体に出てきたではありませんか!しかも、たくさん!
保育園を退職し、インドア保育士になった今のタイミングで、念願だった美容皮膚科に行きはじめました。顔全体のシミを取るために。
病院で、お医者さんや看護師さんに『シミはあるけど肌のキメはとても細やかできれい。首は40代には見えないくらいきれい。外で働く仕事をしていて、ここまで保ってきたことは、すごいこと』と、褒めていただきました!
まだ治療ははじまったばかりですが、少しずつシミが消えています。外で頑張って働いた勲章のシミ。ありがとう。お疲れさま。私のシミ。
今、つくづく思うことは、毎日の積み重ねの大切さです。仕事や勉強、何かを習得するための学びや練習と同様に、美容も積み重ねが大事。
紫外線予防と保湿、これをコツコツとやり続けた結果、まだ手遅れにはなってなかった!
『お肌はきれいでいたい!』と思っている保育士さん。コツコツとお肌を守ってお手入れして、これからもどうか、ずっと美しくいてください☆
※美容皮膚科での顔全体のシミ取りの経過も、ブログで報告したいと思います!
希望する仕事に就けるとしたら、なにする?
保育園勤務をしていた時の同僚と4人で飲みに行った時の会話。
保育士になることが夢でした。
保育士になることが、小さい頃からの夢でした。
子どもの頃からの夢を叶えることができました。
でも…。
生まれ変わっても保育士になりたいかって聞かれたら、『なりたくない』
保育士になって、楽しいこと・嬉しいこと・学ぶこと・いろいろな体験ができることなど、たくさんの素晴らしいことを経験することができたけど、もういいかな…って思ってます。
今の気持ちは『なりたくない』だけど、
5年後10年後、もっと先のいつか『生まれ変わっても保育士になる!』って心境に変わってたりして。
今も保育士をしていますが、保育園勤務でないです。
保育園から離れて1年弱。
保育士ではなく保育園勤務が『もういいかな…』なのかもしれません。
保育園については、これからブログで書いていきたいと思っています。