保育士の業務で1番苦手なのはピアノです。
保育士歴25年ですが、克服できない苦手な業務があります。それは…
ピアノ。。。
子ども達の前でピアノを弾いている時、音符が追えなくなってしまうくらい頭が真っ白になり、顔はほてり、手は震え、手どこか全身も震え、背中に変な汗。。もう、重症です。ピアノ恐怖症!笑
保育士になるまで、ピアノは授業で習っただけで、プライベートで習ったことはありませんでした。
学生の頃は、資格を取るためだけのピアノと思っていましたが、今思えば、ちゃんとプライベートでも習っておけばよかった…の一言につきます。
保育にとってピアノは大事。
ピアノが弾けたら、さらに保育は楽しくなる。
ピアノが全く弾けないわけではありません。
練習に練習を重ねてやっと子ども達の前で弾ける、日常の保育で弾くピアノはなんとなく弾けているというレベルです。
苦手なピアノ。さらに恐ろしいピアノ業務が、数年に一度、私のところにやってくることがありました。その業務は
発表会のピアノ
卒園式のピアノ
発表会&卒園式のピアノ担当になったら、寿命が縮まる思いです。子ども達の晴れの舞台…。失敗はできない。。苦手意識に加えて、失敗してはいけないと自分を追い詰める日々。。今、思い出しても苦しくて冷や汗でちゃいます。
年長組担任をしていた時のエピソードです。
発表会で歌う『世界中の子ども達が』は、担任である私が弾くことになりました。
ピアノは苦手だけど、年長組担任という責任感と、子ども達と発表会を作り上げたいという思いで、ピアノから逃げずに弾くことを決めました。
仕事時間外の職場や家で毎日のように練習をして、暗譜して弾けるようにもなりました。でも…子ども達の歌声が重なると、間違えてしまう。。子ども達の歌声によってピアノに集中できず間違えて、間違えたことに焦ってしまい、さらに間違える。。
子ども達に何回か歌ってもらいましたが、1日2〜3回も歌えば子ども達は飽きてしまう。でも、私は練習量を増やしたい。。。
どうしよう。。
そうだ!
子ども達一人ずつ歌ってもらえばいいんだ!
そう思いついた私は、子ども達に興味を持ってもらえるよう『うたカード』を作り、歌ったら金ピカシール1枚、歌いたくなったら、いつでもピアノ弾くよ♡と伝えました。
子どもがひとりで歌うということは、はずかしいかもしれないと思った私は、興味のある子、歌ってみたい子、歌いたい子のみと決めていました。
でも、予想外の出来事が起こったのです。
『歌いたい!』と言ってカードを持ち、ピアノの横に並んで順番待ちする子ども達!ピアノの生演奏でひとりで歌うことが気持ちよかったようです。歌い終わると、また後ろに並び順番待ちをする子もいました。
18人クラスだったので、少なくても1日約18回はピアノの練習ができて、子ども達も楽しんで面白がって練習ができて、とてもよい雰囲気で発表会の練習ができました。
発表会当日。
子ども達の歌も私のピアノも大成功!!
みんなで達成感を味わうことができました!
苦手なピアノ。苦い思い出。苦しい思い出。楽しい思い出。嬉しい思い出。。いっぱいあります。
これだけは声を大にして言いたい。
ピアノが苦手な保育士さん。
早めに手を打っておいたほうがいいよー!
習ったほうがいいよー!!
※その後、私はピアノを習いはじめました。どんなに練習しても、苦手は克服できてません…。
いつか克服できますように☆