caoco’s blog ☆保育士のブログ☆

保育士として働いていての体験談や感じていることをメインに書いています。

保育士の転職

 

保育園で働いている保育士のみなさん。

転職を考えたことはありますか?

今、転職しようかどうしようか悩んでいませんか?

 

私は3回転職をしています。

経歴は保育園15年、療育センター5年、保育園(同じ法人内での異動あり)5年、そして、今は医療に携わりながら保育士をしています。

 

転職をしてよかったのか…。

結論から言うと「転職してよかった」と思っています。

 

【転職して大変だったこと、感じたこと。】

・働いてみないと、転職先の職場の環境がいいかどうかは分からない。

・次に勤める職場が良い環境とは限らない。

・転職にはアタリハズレがある。

・収入が安定するまで時間がかかる。

・有給休暇は0からになる。

・今まで融通が効いていたことが、効かなくなる。

・一から人間関係を築かなくてはならない。

・長年勤めた保育園の考え方がベースにあるため、他の職場の考え方やルールに合わせるのが大変。異国にいるのでは?と思うほどの考え方の違いに困惑する。

・とはいえ、「前の職場では…」って話は嫌がられる。

・最初のうちは自分の考えは出さずに、まわりに合わせて、みなさんに自分を分かってもらい、信頼してもらわないと仕事が円滑にまわらない。

・経験のある新参者として「お手並み拝見」的な目で見られる。(特にベテラン保育士さんから目をつけられる。)

・保育士の経験年数が長いというプライドは持たず、謙虚な気持ちで、若手保育士さんからベテラン保育士さん、主任、園長と関わらないと人間関係でこじれ、円滑に仕事ができない。

・療育センターで働くことや障害を持つ子ども達と関わることは初めてだったか、保育士歴が長いということで、クラスリーダーなど責任の重いポストに就くことになり、仕事量も多く精神的重圧に苦しまされる。

・私が理想としている保育園はない。(全国、探せば理想の保育園に出会えるかな。国が保育についての考え方を変えないと出会えないかな。)

 

転職して、このような様々な気付きがありました。

 

たくさん苦しんだし、たくさん泣きました。

「私はどこに向かっているんだろう…。どうしたらいいんだろう…。」迷路に迷い込んだかのような日々の時もありました。

 

【転職してよかったと思うこと】

・たくさんのことを学ぶことができた。

・辛いことも、苦しいことも全てが良い経験であり、学びになっていることを実感している。

・学びは保育士としての糧になっている。

・我ながら、保育士として、そして人として成長していると思っている。

・新たな挑戦、新たにやりたいと思ったことが、できている。

・視野が広がった。

 

経験と知識は財産です。

何かを失ったとしても、この経験や知識は誰にも奪われない。なくならない。

 

長年同じ職場で働いていると、毎日同じ人間関係の中で同じことを繰り返すことになります。自分を律して常に謙虚に保育士として学ぼうという気持ちでいないと視野が狭くなり、自分の保育観はガチガチに固まり、でもプライドはどんどん高くなり、そして、成長がストップしてしまうこともあると思います。

 

転職してなかったら…。私はそんな自己流保育観ガチガチ、保育士としてのプライド高々な保育士になってたのではないかと思うのです。

まさに「井の中の蛙」状態です。

 

もちろん。勤続年数が長くても、素敵な保育士さんはいますし、私が憧れて尊敬する保育士さんで勤続年数28年という方もいます。

 

転職するかしないか。

してもしなくてもあなたの人生。

転職がうまくいかなかったら自分の居場所を探し続ければいいし、納得いくまで今の職場で頑張ってもいい。

 

自分の中の「○○でなくてはいけない」という考えを捨てて、結論を出してほしい。

結論がゴールではないこともお忘れなく!

 

前に進んでもいいし、立ち止まってもいい。

左右に寄り道してもいいし、ちょっと後ろを向いたっていい。

 

転職するかしないかで迷っている全ての保育士さんを応援しています!