『わがまま』と『いじわる』
以前、勤めていた保育園でのことです。
0歳児クラスを担任していた保育士さんと、看護師さんが子ども達に対してとても厳しい保育をしていました。
ふたりの口癖は
『わがまま言わないの!』
『いじわるしないの!』
わがままを言っているように見える行動は、子どもにとっては自己表現、自己主張です。
いじわるをしているように見える行動にも、子どもなりの理由があります。
特に、幼児組の子どもの『いじわる』に見える行動には、その子が心に抱えている原因があるのです。心に抱えている何かが行動になって表れているのです。
保育士のみなさん。
どうか『わがまま』『いじわる』なんて簡単な言葉で、子どもの行動を解釈しないでください。レッテルを貼らないでください。
わがままや、いじわるをしているつもりのない子ども達に、レッテル言葉を言い続けたら、本当に『わがまま』『いじわる』な子に育ってしまいますよ。
なぜ、子どもがそのような行動をするのか、よく観察して、気持ちに寄り添って保育をしてください。そして、児童心理についてよく学んでください。
『わがまま』『いじわる』このふたつの言葉は、子どもの前では言わないでください。意識してでも使わないでください。
私からのお願いでした☆